歓喜の演Vol.10 狂言錬成会
公開日:2010年06月21日 最終更新日:2020年12月19日
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添付ファイル 1 |
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詳細
![]() 6月4日に西新井文化ホールで狂言錬成会を行いました。 |
![]() どうですか、この真剣な表情は!狂言の舞を 小舞(こまい)と言います。「盃」(さかずき)という曲です。 |
![]() 狂言の初めは、「柿山伏」(かきやまぶし) |
![]() 柿畑の主人が来ると、空から柿の種が降って来る!? |
![]() 山伏は「この梢にかくりょう(かくれよう)」と言って、鬘桶(かずらおけ)の上に座って(これが大変!)扇を開きます。 |
![]() 畑主にカラス、サル、そしてトンビの真似までさせられて困り果てた山伏は、挙句の果てに「トビは飛ぶものじゃ」と言われて、木から飛び降りてしまった。 |
![]() 「いろは」おなじみの狂言です。初心者はここからお稽古をいたします。今回初めての人と、先輩と。お父さんの役です。全てが緊張してしまいます。 |
![]() 一人づつ先輩がついて、4人で演じる「いろは」も面白いモノでした。 |
![]() 子どもに引き回されるお父さん! |
![]() 「しびり」です。太郎冠者が仮病を使いお使いに行くのを嫌がります。仮病だとわかったご主人は一計を案じます・・・2人しか登場しない、狂言の楽しさが一杯のお話。 |
![]() 足がしびれて動けない!と騒ぐ太郎冠者に、おまじないをするご主人様。 |
![]() リレー狂言です。ご主人様がチェンジしました。 太郎冠者のうそにきずいたご主人様は、太郎冠者に聞こえるようにうそを言います。 |
![]() 狂言の舞を「小舞」(こまい)と言います。能の舞に比べるとかわいい舞です。 |
![]() 「釣ったところが、面白いとの~~」とカッコよく舞わなければなりません。謡の声がセリフの元であり、舞の動きが動作の基本です。 |
![]() 男甲「今日は(こんにった)天気もようござるによって、野遊山(のゆさん)に出う(じょう)と存ずる。」 |
![]() 乙は「鳴子」ではない、「遣子」だという。言い合いの末、刀を賭けて白黒つけようとする。 |
![]() しまいに喧嘩になるが、茶屋が「奪い合う(ばいおう)物は中から取る、とはもうさぬか」と言い、二人の刀を持って行ってしまう。 |
![]() 「清水」は、太郎冠者3人、主2人という世にも不思議な「リレー狂言」で演じました。最初の太郎冠者は、ご主人様に清水と言うところへ行き、水を汲んでこいと命じられますが、たびたび行くのではかなわんと思い、鬼が出た!とうそをつきます。 |
![]() ご主人様は、鬼に投げつけたという大事な桶を捜しに行こうとします。太郎冠者は必死で止めますが、「おのれが何を知って。そこをのけ。のきおれいやい!」と強気です。 |
![]() 昼の部のご挨拶です。狂言の稽古は人数が多いのと、金曜日なので2部に分けて行っています。 |
![]() 夜の部 狂言小舞「盃」 夜は年齢差70才?に近い組み合わせもあるのです。舞は誰も一番真剣になりますね。 |
![]() 狂言「しびり」 |
![]() 狂言「柿山伏」 |
![]() 畑主のトンチに乗せられた山伏(リレーしました)は、木から飛び降り「あいたあいた!」でも山伏も負けていない。呪文を唱えて畑主を引きもどす。 |
![]() 「金津」(かなず)という狂言です。金津という田舎者が仏師(お地蔵さまを作る人)を捜して上京してきました。そこに現れたすっぱ(詐欺師)は自分の子どもを地蔵に仕立てて、騙します。地蔵ができたことを喜ぶ国元の人たちは、酒盛りを始めます。 |
![]() 夜の部の皆さんです。 |