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【 満お仲間御礼 】 多様な子育て形態を共有する「ゆる育」フューチャーセッション

公開日:2017年03月13日 最終更新日:2020年12月19日

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ゆる育フューチャーセッションPart5

2017年2月11日(土) 14:20〜17:00
エンブレムホステル西新井Cafe&Barにて開催しました。


今回のセッションでは、里親、児童養護施設で働く方、またその当事者など社会的養護に携わる方々を招き「育児」の先にあるものをそれぞれの体験から学んでいく。

また、ひとり親、子連れ再婚、親族養育、里親、LGBTによる子育て等に代表される「定形外の養育」外国人問題や発達障害を抱える家族など、多様化する家族形態を学ぶ機会の中で、現状の問題や解決するべき点について、フィッシュボウル形式の中で立場の異なる参加者がそれぞれの立ち位置を理解する場を設ける。

その中で多様な養育に対する偏見の防止と「孤立した育児」に陥いる人への適切な支援を学ぶ。

これらをテーマに開催しました。

「孤育て」防止が言われるようになりましたが、子育ては「個育て」でもあり、子ども一人一人の個性が尊重されるものでなくてはなりません。

このセッションによって自らが子どもの目線に立ち戻り、未来社会を構築していくための一助となればと思います。

14:00 開場
14:20 開会 挨拶
14:25 キーノートスピーチ
15:25 (休憩&会場のレイアウトなどを変更させていただきます)
15:30 フィッシュボウル(全員参加!360度トークセッション)
16:10 マグネットテーブル(ワークショップの仲間を見つけましょう)
16:20 クイックプロトタイピング(ワークショップ:地域に活動でつながる)
16:50 まとめ
17:00 交流会 (同じ会場:ワンオーダー単位精算制)

当初は席を50名で設定させていただいておりましたが、多くの方にお申込みいただき、定員を3度も拡大し、65名のお申し込みをいただきました。当日も「終わりまでに間に合えば」と連絡いただいていた「未定」の方々も顔を出してくださり、最終的に70名以上の方に参加いただきました。
本当にありがとうございます。

最初に登壇いただいたのは、里子を26人育てられ、東京の里親支援の長老といった青葉先生のお話をいただきました。
子ども支援の関係者といっても、リアルな里親に触れる機会のなかった方も、里親家庭や子どもたちの成長、研修、地域の活動などの写真を拝見しながら、臨場感と暖かいお人柄が表れたトークは本当に勉強になりました。

次に登壇いただいたのは、日本女子大学の准教授で、里親子支援のアン基金プロジェクトの理事長でもある和泉先生です。
真摯で淡々とした語り口の中に、里親と子どもたちの現状について、強い思いと意思を感じる講演でした。

地域の子育て支援者として
がきんちょファミリー こどもど真ん中プロジェクト 大山代表
NPO法人ぷらちなくらぶ 大竹理事長
ワーカーズコープおひさま 中村所長
ねっとワーキング 日笠代表
に団体紹介をしていただき、本日この会場にどのような方がいらっしゃっていただいているかを大まかに共有していただきました。

落ち着いたトーンで機転の利いた会場回しで定評のあるシングルマザーを支援するNPO法人リトルワンズの小山代表をモデレーターにお迎えしました。
みなさん開始早々のアーティスト悠々ホルンさんの「真剣10代しゃべり場」を彷彿させるようなエネルギッシュなトークに戸惑いながらのスタートでしたが、きずなメールプロジェクトの大島代表、こどものSOSに目を向けるの石坂代表、聖友学園の若松学園長など、限られた時間でしたが、多くの方に円卓に席でご意見をいただきました。

フィッシュボウルの後は、いよいよ本日のいちばん大切とも言える「つながる」セッションです。
通常のマグネットテーブルとは少し違った趣向で行いました。

座っている椅子の付近で4つのスペースに分かれて、そこをそれぞれの地域に見立てました。
そして、その地域で活動しているという設定で、活動ジャンル、お名前、思い、解決したい課題などを相互で紹介していただくことで、同じ地域にいる方々を知っていただくという形のマグネットテーブルが完了です。

当日は、J-comさんから取材もしていただきました。
2月16日の夕方に開催の様子を放映いただいたとのことです。
(ありがとうございます。)

タイトな時間の中、仮想地域の子育て・子ども支援についての熱いトークが盛り上がりました。
 「つながり」協働・連携していくために必要なことは?
 理想的な街・地域の姿とは?
 課題解決に向けた方策の在り方は?
などなど、終了予定時間を過ぎても、話し合いと模造紙で簡易的に行ったクイックプロトタイピングを完成させたいと、交流会まで引き続き行うチームもあったほどです。

仮想の地域に、多様な方がいらっしゃること、その中で接点や一緒に活動していく仲間とつながることで、自分独りや1団体ではできないであろうアプローチ方法や解決策が少しでもイメージすることができたと場となっていたなら、これから前に進めていくことができる小さな芽のようなものを感じていただけた方多かったように感じています。

熱気やトークは冷めやらず、当初は交流会への参加表明は20名強といった感じでしたが、当日は50名近くの方が参加してくださったのではないでしょうか?
クイックプロトタイピングのまとめを続けるチーム、早くも同志を見つけ具体策の議論を開始される方、ゆるやかなつながりをさらに深めていこうというテーブル、次々ビールジョッキを空にしていく方(笑)などなど、交流会も大いに盛り上がりました。

一人や一団体でできることには限界があるだろうと思っています。
地域にいろいろな思いの方がいらっしゃって、解決へのアプローチやスピード感も違う中でも、大きな共通するベクトルに向かって、まずは、同じ地域の思いある方の存在を知り、つながり、連携・協働していくことが、遠回りのようで近道なのかなとも思っています。

1回のセッションは遅々としたものかもしれませんが、
回を重ねていくことが大切だと感じています。
まずは、次の機会に向かってそれぞれの一歩を進めていけたらと思います。
今後ともよろしくお願いいたします。

(Social LinkーAge Planner 公益財団法人つなぐいのち基金 豊住吉弘さんにまとめて頂きました、重ねてお礼申し上げます) 

(コーディネーター)
町田彰秀
A-Step 代表/中途養育者サポートネット HP管理人
豊住吉弘
​公益財団法人つなぐいのち基金 常務理事/Link-Age Project 事務局
大久保健
児童養護施設クリスマスヴィレッジ 里親支援専門相談員
当事業は足立区公益活動げんき応援助成金を受けて実施しました。

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