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これからの子ども達の育ちに 必要なヒントとして

公開日:2015年08月21日 最終更新日:2020年12月19日


縁あって、比較教育学・社会学・教育、社会研究家のオランダ在住 リヒテルズ直子さんを足立区にお呼びする機会を得ました。
リヒテルズ直子さんとの出会いは、東京シューレ葛飾で開催された2年前の多様な学び保障法を実現する会主催の「多様な学び保障法」を考える会でした。多くの教育者、教師、学校関係者、フリースクール関係者、不登校の当事者及び家族会、その他の関係者であふれた旧葛飾中学校の会場で、各国の教育事情を語ってくださっていたのがリヒテルズさんでした。現在は日本イエナプラン教育協会の特別顧問としてイエナプラン教育を広めていらっしゃいます。なんでも前向きにはっきりと物事を捉え、子ども達の育ちや教育制度、社会の教育環境、子育て意識、それぞれの社会の成り立ちや現況の中での子どもの学ぶ権利を確保、守る大人の姿勢を正す示唆を!!そして、生まれ育った日本という国の「教育」「これからの子ども」「これからの日本社会」をとても案じていらっしゃいました。

6月23日講演会当日、講演開始時間は午後7時ですが・・5時に会場入りしてくださって足立区の教育制度や子ども達の育ち、若者たちの動向について開催メンバーの会場準備を手伝いながら、たわいなく相談、会話に加わってくださいました。

= これからの子ども達に必要なもの =

自分で生きていくための発言力と行動力を兼ね備えた自立心。

どんな社会になっても、自分の力で自分の人生を生き抜く生活力の為の知識


そのために・・・親は、子ども・若者を自立させる意識が必要。
子ども“ど真ん中”プロジェクト代表 大山 (左)
リヒテルズ直子 さん(右)


足立区で「こども“ど真ん中”プロジェクト」が正式に動き出したのは平成14年4月から。

それ以前は、足立区のそれぞれの子どもサポート、子育て支援事業、若者サポート、学童保育に関わる多くの関係者
そして、子ども達に遊びの環境を取り戻そうと活動を続けている有志が共に課題解決の糸口を見つけ出すために協力しながら、研修の場を確保してきました。

左の一覧は、公に動き始めてきてからの企画実行の経過です。

開始時間は午後7時!

6時には、すでに会場入りしている方々でのそれぞれの対話が始まっています。

 



 受付の応援に来てくれた高校生の3人組



先に帰る高校生と入れ替わりに仕事が終わってからの社会人組の受付応援


足立区発信で動き出した学びの場&『子ども未来見守りネットワークあだち』
「こども“ど真ん中”プロジェクト」メンバーのよる

それぞれの学びあい。

 昨年一年間 5回の企画
 すべて教育委員会の後援をしていただいて、足立区の子どもサポート、家庭サポート、学校指導サポート対応の根幹の動きをしている「こども支援センターげんき」を会場にそれぞれの学びの場は設定されました。

 民間の名も無い団体が企画をして実現しても、変わらないのが社会でしょうが、行動意識のある人たちがまず始めに学ぶべきものを学ぶべきと・・若者達の現実を若い仁藤夢乃さんや稲葉隆久さんに教えてもらいました。また、話題になっている『発達障害』という障がいのなんぞや??を障がい当事者のお二人からと現実に我が子が発達障害という指摘に悩まされている親御さんや子ども達の置かれている現実を共有しました。

 今の時代の「不登校」「ひきこもり」という子どもや若者の状況が単に『あんな学校へ行きたくない。』と片づけられることなのかどうか?学ぶ場の原点に立ち戻って考えてみるために夜間中学のドキュメンタリー映画上映を兼ねての交流会を開催しました。



 子ども達のこころに寄り添うことを優先に考えての「今」の子ども達・若者の育つ環境や人格形成の捉え直しを考えてのこども“ど真ん中”企画の推進。

 子ども達・若者は、誰に悩みを話すのか??
 
 一番身近な親にではなく、友達でもない・・顔の会わせない、自分を否定しないで聞いてくれるネット環境のツールでつながった投稿欄だったり、相談コーナーだったり・・

 大人も同じ!!自分の周りに自分を理解して応援してくれる存在の信頼できる人がいない社会で日々生きている現実。




 こども“ど真ん中”の企画を動かしている中で知り合った「一般社団法人Colabo 仁藤夢乃さん」「こどもSOSソングライター 悠々ホルンさん」から子ども達・若者のコミュニケーション社会の“プラスのいま”“マイナスの現実”を感じさせていただきました。

 なにかにたよる・・だれかにすがる!
 日本社会にある、この感じのSOS

 悠々ホルンさんが打ち出したSOS
S=察して O=お願い  S=救って

 自分で自分を知り、自分の可能性を自分で応援しながら他に評価をしてもらう自分力を育てられていない「今」の子ども・若者達が見えてきた。

 子ども達の発言力、発信力を応援してきた“がきんちょ”ファミリーの活動主旨の一つに合致。

 日本と日本以外の諸外国の教育・社会・子育て事情を実体験含め語ってくださるリヒテルズ直子さんから、『これからの子ども達の育ちに必要なこと』のヒントを参加者との対話を通して語ってもらいました。
 もっともっと時間がほしかったです。
 リヒテルズさんが作ってくださったパワーポイントのペーパー56ページを承諾を得て参加者全員に郵送させてもらいました。

 参加された方一人ひとりが、自分の生き方・自分の子どもの生き方を考えるきっかけになることを願っています。



当日は、あえて広報に力をいれない状況であったにもかかわらず、神奈川・千葉・埼玉、遠方より足を運んでくださった教育関係者、リクルート、企業、団体の有志が集いました。

 開催地の足立区では、残念ながら教育関係、行政関係含めリヒテルズ直子さんの足跡と功績を知らない現状が見えました。


 足立区で育った子ども・若者が地球のどこにいっても、宇宙の果てのどこにいっても笑顔で暮らし、自分の人生を正直に全うできるために、今考え実行できる行動とは??


 共に生きるという意識の取戻しなのかも・・


 貴重な時間といい出会いをたくさん得た当日の対話とその後です。

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