冠地 情の家庭力セミナー〈第一回〉
公開日:2018年08月08日 最終更新日:2020年12月19日
登録元:「一般社団法人あだち子ども支援ネット」
発達障害当事者である冠地情さんは、35歳の時にあらためて障害という自分の様々なこだわり、困難さの要因と向き合うことになりました。
自分と闘い自分を常に理解しようと前向きに突き進む立派な方です。
発達障害の家族を持った家庭での親子のやりとり、子育ての工夫を・・そして、どのような乗り越え方をして「今」があるか?
母は、母親・親・一人の社会人として我が子と、どのような向き合い方をされたきたのか!
子どもは、子どもとして、青年として、社会人として
全国を飛び回る「大人の発達障害当事者の会 イイトコサガシの代表 冠地情として
どのように過ごしてきたか!
本日は、開催チラシに記載されている通り
「社会の側に立つのではなく、個の立場に立って発達障害を視る」
まさしく『 家庭力とは・・ 』を考えさせられる、お二人の赤裸々な振り返りと社会に対しての問題提起でした。
開会は、あだち子ども支援ネット副理事
町田彰秀
(A-step 代表、ペアレントメンター)
足立区で家庭問題、養育家庭・里親問題に取り組んでいます。
タイトルの『親』という自分を外して・・て、難しいこと。
自分視点を外すということは、視点を変えてみるということ。
① 息子に対した親としての視点
② 私が子供であった時の視点
③ 自由な個としての視点
全部、私!
発達障害は、まだまだ今の社会に受け入れられていない。発達障害の息子とはコミュニケーションに工夫がいる。そして、何度も工夫を繰り返すことで、学んだもの。
相手を理解しようとし続ける事がほんとに大変だけど、息子が考えていることがわかってくると納得はできないけれど、彼の言い分にも一理あるように思えてくる。
学校という社会は生きづらい。だから、家庭と・学校の他に『第三の場』が必要になるんです。息子には、演劇に触れさせていたので、それが良かったと。
一つ一つエピソードと家族、家庭生活の素の話を聞かせてくださいました。
劣等生と呼ばれつづけた学校では自己肯定感なんか、もてなかった。
多くの人と合意形成するには、最低限言語化していかなければならないんです。或いは、言語化されたものを理解していく必要があるという土台が必要。
お二人と会場の参加者との掛け合いの質疑。
家族としては、大人の側からの工夫と歩みよりが・・重要!!
参加者の集中度合いがすごく感じられた会場でした。
一語一句聞き漏らさずにと!!
すばらしい親子の自己分析された本音トークを聞かせて頂きました。
冠地情の「家庭力セミナー」
『家庭力』重要なパワーです。
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