あだち協働パートナーサイト大衆芸術開拓組合活動報告文化・芸術連載 『この世の楽しみ』 第八回

連載 『この世の楽しみ』 第八回

公開日:2018年12月28日 最終更新日:2021年05月02日

『レイちゃんに責められる』

 登場人物は次の人の声を想像しながら読んでいただくと、より一層楽しめます。

綾波レイ:中川翔子
惣流・アスカ・ラングレー:稲垣早希

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レイ「師匠、多賀もちゆきが生活費稼ぎのため、先月から始めた仕事は『戦慄! マンション怪獣誕生』の回で大村千吉さんが演じていた役と同じだ、という話はしましたね」
アスカ「…島本須美さん…やなかったんかいな」
レイ「でも、まだキングストロンが現れる気配はありません。恐れをなしたのでしょうか。師匠はキングストロンを覚えていますか?」

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アスカ「いや…、あ、ここにあるから、これかいな」
レイ「これはマグネドンです。
 まあ、百歩譲ってノコギリンとグロンケンが混乱しやすいのはやむを得ないとしましょう(心当たりのある人、いるでしょ?)。
 でも、キングストロンとマグネドンの区別がつかないなんて、論外です!」
アスカ「そないなこと言うたかて、ウチ怪獣なんかみんな一緒に見えんねん」
レイ「!」

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レイ「師匠! 多賀もちゆきが以前、ある施設の監修者をやった時のことです。
 現場を仕切っていたイベント会社の女性社員が同じことを言いました。
 そのせいで彼女は多賀もちゆきに“非国民”というあだ名をつけられてしまったんですよ!」
アスカ「今やったら大問題やね」

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レイ「そんなことより師匠。師匠はマグネドンのボディがキングザウルスⅢ世の改造だと気がつきましたか?」
アスカ「…いや…」
レイ「では首の方がフェミゴンになったことは?」
アスカ「…いや…」
レイ「もう、ボーッと生きていたら叱られてしまいますよ」
アスカ「…誰に?」

2019年も宜しく願いいたします。

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