連載 『この世の楽しみ』 第六回
公開日:2018年10月02日 最終更新日:2021年05月02日
『バラージの青い石の秘密』
登場人物は以下の人の声を想像しながら読んでいただくと、より一層楽しめます。
綾波レイ:中川翔子
惣流・アスカ・ラングレー:稲垣早希
ナディア:ビビアン・スー
ナレーター:石坂浩二
ナレーター「アントラーの強固な甲殻にはスぺシュウム光線が通じなかった。アントラーを倒すにはバラージの青い石しかない!!」
アスカ「あ~、綾波、どないしょ~?!」
レイ「ナディア、その青い石をアントラーに投げるのよ!!」
ナディア「何ユッテンノ~! コレハ先祖代々ノ家宝ダヨ~!!」
レイ「全人類のためなのよ、我慢しなさい!! てえええ~い!!」
ナディア「アア~!!」
SE アントラーの声
アスカ「何も起こらへんやんか!! どないすんねん?!」
ナディア「返シテヨ~!!」
レイ「はい、ネタはここまでです」
アスカ「なあ、ナヂヤ、増山はんが生まれて初めての海外旅行でな、ハワイのカウアイ島へ行ったんやて。そのお土産もろてん」
ナディア「師匠~、はわいノオ土産ナノニ、“INDIA”ッテ書イテアルヨ~?」
アスカ「え?」
アスカ「そう言えば、この裏に描いてあるお寺みたいな所で買うたんやて。象の顔した神様があった、て」
ナディア「師匠~、ソレ、がねーしゃ(ガナパティ=大聖歓喜天)ダヨ。いんどノ神様ダヨ。かうあい島ッテいんどナノ~?」
アスカ「…」
ナレーター「それでは、また、来月」
ナディア「はわいノ土着ノ神様ハコンナノ。KANALOAッテユーラシイヨ。80年代ニ柊先生ニオ土産デモラッタノ。熔岩デデキテルンダッテ」
レイ「多賀家には似たようなグッズで“グアムの神様”もあります。像のタッチは似ていますが、こちらはラベルの類が全部剥がれてしまっているので、神様の名前やメーカーは判りません」