新連載 『この世の楽しみ』
公開日:2018年03月30日 最終更新日:2021年05月07日
『この世の楽しみ』 第一回
『壊鳥テロチルス 東京だい! 空莫』
登場人物は、以下の人の声を想像しながら読んでいただくと、より一層楽しめます。
綾波レイ:中川翔子
惣流・アスカ・ラングレー:稲垣早希
洞木ヒカリ:(お好きな方の声で)
医師:(お好きな方の声で)
予告ナレーター:三石琴乃
アスカ「あ、こんなところに怪獣が墜ちとるわ」
ヒカリ「? 拾うの?」
アスカ「しゃあないやん。このままほかして帰って、明日のニュースで死んどりましたなんて流れてみい」
レイ「師匠は昨日あの傍を通りかかりましたね」
アスカ「な、何で知っとんねん?!」
レイ「師匠が助けていれば彼は死ななかったかも知れません。申し訳ないことをしたと思ったら、師匠の命を彼にあげてください」
アスカ「いやや! 一心同体はいやや!!」
アスカ「ぐらいのこと言われかねんわ」
ヒカリ「何で“師匠”って呼ばれてるの?」
医師「私に治して欲しければ3000万円だ。払えるかい?」
アスカ「払えません。払う気もありません」
ヒカリ「多賀もちゆきだったら1/2000ぐらいでやってくれるわよ」
というわけで、修理のメイキングが見たい人は、
『この世の楽しみ』 第一回 メイキング を
ご覧ください。
二日後、無事に治ったテロチルスは、桜の花びら舞い散る中、悪島へと帰っていきました。
そして翌早朝…
アスカ「ぎゃあああ!! エロ男爵や、エロ男爵や~!!」
レイ「それは沢村一樹さんじゃないですか。それを言うなら『クモ男爵』でしょう」
アスカ「誰があんなもんうちに投げ込んでってんねん!!」
レイ「それはテロチルスに違いありません」
アスカ「何で恩を仇で返されなあかんねん!!」
レイ「何を言っているんですか。テロチルスは師匠にエサを分けてくれているんですよ」
アスカ「忘れてくれるんが一番恩返しや」
ナレーター「最近手踊り人形に凝っている多賀もちゆき。古物屋さんでお宝を見つけてきたが…。果たしてペギラは茶白か紫色か? 次回『東京表画記』。怪獣オタクにサービスサービス」